車の売買と言ったら、家の売買の次に大きな出来事ですよね。
よく「宝くじがあたったら」という話をしても、多くの人が「家買ってー車買ってー」と、「大きな買い物」としての代表格に車があげられます。
そんな「車の売買」。昔と今とで状況って変わったのでしょうか。
不景気になり生活費を確保しなければならないと感じた時、家を売るのはそうそうできることではないですが、車を売って現金化することは簡単なことです。
景気が悪いときに車はよく売られていました。
昔は、オイルショックという時代があって、その時もよく売られていました。中古車買い取りのお店もたくさんできました。
しかし昔は転売ルートや確保ができていなかったため、つぶれてしまうお店もたくさんでした。
その後バブルが到来するわけですが、バブル崩壊後また景気が悪くなりました。
また車を売る人が増えました。
中古車買い取りのお店もまた増えました。
さて、転売ルートや確保は、過去の失敗から学び、セリ市場は整備されるようになりました。全国で150か所ものセリ市場が誕生しています。いわゆる「中古車オークション」の会場です。
バブル崩壊後の今はしっかり力をつけ、全国に展開もしています。昔はどこに転売しようか整備されていなかったものが、中古車オークションができたお陰で需要と供給がちょうど良いバランスで保たれるようになりました。
中古車の売買に関しては、査定も昔と今とで大きく異なります。
従来であれば、1店舗1店舗自分でお店に行って査定をしてもらわなければなりません。車検の残りなどのタイミング、モデルチェンジ前後のタイミングなどで早く売ってしまいたいのになかなか時間も取れなくて、「もうここで決めてしまおう」なんていうこともありましたし、ディーラーの下取り価格で諦める、といった残念なこともありました。当然、安い価格になってしまい、売る方としては後味が悪かったのです。
しかし最近だと、インターネットの普及により複数の業者から一括で査定してもらえるサービスも増えました。このサービスによって、時間も短く、そしてより高い価格を付けてくれる業者が一目でわかるようになりました。
昔も今も、車は生活必需品。売買の仕方はこんな風に失敗、改善を繰り返して今の市場にたどり着きました。オークションだと意外と安くて良い車が転がっていたりもします。今回はそんな中古車売買の豆知識でした。