AT車の普及率が一番高い国…それは日本です。
現在、日本国内で販売されている自動車の新車販売台数の約9割がAT車という普及ぶりです。
AT限定免許が始まった1991年以降、徐々に普及率を上げていき2010年での調査にはとうとう、AT車が最も普及していた北米市場を抜き日本が1位になったのです。
しかし、ヨーロッパ圏ではAT車はまだまだ少数派です。
また、ドイツでも約20%・イギリスでは約14%しか普及していません。
フランス・イタリアにいたってはわずか5%という少数派です。
さて、日本ではAT車の比率が約9割と申しました。
AT限定免許で運転可能な2ペダルタイプの車種が増えている現状ですのでMT車のような、3ペダルのMT車は日本からどんどん減っていくことでしょう。
新車販売での需要に至っては約10%にまで落ち込んだMT車。
しかし、中古車市場ではまだまだ需要があります。
なぜならMT車にこだわりを持つ人が集まる車があるからです。
その車というのはズバリスポーツカー!AT車に比べて自動車を操っている感があるので、スポーツカー好きの人はMT車にこだわる傾向にありのです。いわゆる走りを楽しみたい自動車好きにとってはMT車のスポーツカーが大変人気です。
ですので、決してMT車の需要がないわけではありません。
前述の通り、AT車の需要が増えているためMT車の供給は確かに減っています。
そのため、スポーツカーのMT車に関して言えば中古車価格は高騰する動きになるでしょう。
走行距離も短く状態の良いMT車スポーツカーに関しては、むしろ新車で購入した価格より高い値段がつくこともあります。
一方、ミニバンやエコカーなどの自動車に関してはAT車の方が圧倒的に人気があります。
現在はAT車の機能も上がっていますので雪道などでも無理なく走ることもできるからです。
このように、車種によってMT車・AT車で査定額の差が出てきそうです。